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教会の司教(ただし、帝国教会の公認ではない)
出身は帝国。現在は、オルドール王国の敗戦頃から、旧王都ネルーヴァで小さな教会を開き、町医者や学校の先生として生活している。
様々な学問に通る学者であり、信仰心も篤い聖職者。
趣味は仕事が落ち着いた午後の読書と、町の住人との世間話、
温和な人柄と、教会を訪れる者への献身的な姿勢から、帝国嫌いの風潮が強いオルドール自治領内でも人々に受け入れられ、尊敬されている人格者。
ただ、その経歴は後ろ暗いものがある。
元は帝国教会の大司教であり、
その幅広い知識と信仰心(教会への忠誠心)を買われ、異端審問官として、多くの異端者を処分し、果ては教会にとって不都合な存在を謀殺する暗殺者としても暗躍してきた。
暗殺や拷問など凶行を重ねるうち、
コルベル自身が教会にとって危険な存在になっていた。
最後は信じていた教皇から、
教会の暗部を闇に葬る為のスケープゴートとして破門され、
家族や友人、妻も子も処刑されるという悲惨な末路を辿った。
(この時の、目の前で全てを焼き払われた経験から、炎を見る事に対してトラウマがあります→PART24の火を囲んでの会話や、PART36のリグニッツ戦後など)
その後、
コルベル自身はなんとか生き延び、成立して間もないオルドール自治領に、敗戦後の混乱に乗じて入国。(物語開始2年前のこと)
廃屋となっていたネルーヴァの教会で、前任の者が残したものらしい司教の法衣を着て、現在に至る。
自分が愛した全て、信じた全てを失って尚、自分を救うのはかつて信じた神だと考え、非公認とはいえ再び聖職者として人々に救いを与える存在になろうと努めます。
そんな時、オルドール自治領を中心に、禁制薬物で民の体を蝕む「教会」の名を騙る密教の存在を知る。(密教の正体についてはPART37の冒頭あたりで)
コルベルは皮肉だとは思いつつも、自身が抱える絶望と怒りに背を向けるかの如く、かつてと同じく「教会の敵」への静かで悲しい憎悪の炎を再び燃やすのだった。
げえ、長い。
恐らく誰も読まねえぞ(今までのも読んでもらってるか怪しいが 笑)
要は、真面目すぎるが故に、1回転んだら、立ち上がるんじゃなくてそのまま地面に埋没していったというか、そういう不器用なオッサンですね。
殴りも回復も出来るエルガがいるので、回復に特化したコルベルは、
ゲーム的にもビジュアル的にも地味なキャラクタなので、最後まで登場させるか悩んだのですが、個人的にはかなり好きなキャラクタかも知れません。
PART19の拷問のシーンなど、狂信的というか極端なシーンが多い反面、
PART36のラストなど、矛先をすり替えた憎悪の先に、空しさしか残らない事を知りつつ、「自分にはそうするしかないから、今まで通り教会の敵を焼き払うんだ」という諦観と自暴自棄が生む行動力で動いているというのが好きです。
個人的には十分に主人公張れるキャラクタだとも思ってます。
PART36でリグニッツを倒した後、燃え盛る研究所の中で哄笑するシーンは、コルベルはあのまま炎に巻かれて死のうとしていたという事を踏まえて台詞を書いたのですが、
そういう救いなんてない結末のために一生懸命に生きる姿が、
格好良いというか美しいというか、
誰か共感してもらうわけにはいかねえか?(笑)
残念ながら、まだ生きていてもらわにゃなりませんので、エルガに助けられましたが。
キャラクタのデザインは、
ツクールの方の顔グラがとてつもなくダサいので、「もう無視しよう」と。
あごひげを残して後はスマートにしようと思って、現在の姿になりました。
「ヒエレイヤ」の名前は、
聖画像崇拝についてうんたらかんたらした754年のヒエレイア宗教会議から。
なんともいえないクタビレ加減というか
加齢臭通り越して、ちょっと死臭がしてくる
感じがものすごく好きです。
それと不器用さってのが高倉健ほど上質では
ないけれどほどほどの哀愁を漂わせる旨み
なんでしょうか
エルガもそうですが、メインキャラの中で悲惨な過去もってるんですよね、この人。
普通のRPGじゃまず仲間キャラになりそうもない、こういう、なんというか一筋縄じゃない哀愁漂うキャラクターがW・トレイターズの魅力だと思います。
確かに性能的にはエルガが全体回復できるので終始出番がない気もしますね・・・。
>curryman さん
自分が考えたキャラクタの魅力を受け入れて貰えるのは無上の喜びです!
有難う御座います。
死臭ですかw
そこまで感じ取って貰えているのは嬉しいですね。
作者が年を食ったのか、
矛盾を見逃さず、自分の意見をズバズバ言うような、夢と希望に溢れたキャラを作るのが辛い(笑)というのもありますが、
不器用な生き方というか、
合理的な考えや行動ではなく、
「自分の役割に徹する」というのは、
ある種、エルガやハインツとの関連性も考えての事でした。
ブログのどこかに書きましたが、
「主人公達のロールプレイング」というのが、
この作品の大きなテーマだったりします。
PART36で、とりあえずの本懐を遂げたわけですが、その後の人生をどう舵取りしていくのか、
というのがコルベルの物語ですね。
・・・次回に御期待下さい!
(なんか大仰な事言ってしまってこっ恥かしいのですがw)
>影夢 さん
お初にお目にかかります。
コメント有難う御座います!
いや、昨今のRPG(ニコニコのツクール作品的にも)に背を向けたようなキャラクタばかりで、
受けるかどうか心配でしたので、そう言って頂けると救われます。
普通のRPGだったら敵で出そうですねw
仲間キャラクタの中では軍人でもない上、戦場じゃないところでモッサモッサ人殺してますから、かなり陰惨な回復役ですw
バトルの出番に関して、
全体回復をエルガに覚えさせるかは実は最後まで悩みましたw
(結局、コルベルより高コスト、低スペックのものを習得するというカタチになりましたが、消費MPは今の2倍くらいでも良かった気はしますね)
よりキャラクタの特性とゲームバランスの釣り合いを考えるならば、エルガの全体回復と、攻撃力強化はなくても良かった気はしますw
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