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オルドール私兵部隊長(元オルドール陸軍大将)
出身はサウードに連なる貴族の家系。
その歴史は古く、十四代続いたサウードの治世の中で、数多くの名将を輩出しており、武家の名門としてサウード王家から一目置かれていた。
エルガの父であるトルファン・サウードとは、トルファンの即位以前から親交があり、トルファンが王になった以後も、国王と一兵士という身分の差はあれど、トルファンはハインツを信頼し、ハインツもよき理解者として、トルファンに忠を尽くした。
(因みにトルファンの即位が物語開始33年前。当時、ハインツ25歳。トルファン27歳。エルガ5歳。また、同年ラムセスが誕生する。)
だが、トルファンの治世が始まって数年のうちに、国外で激化する魔族との戦闘の余波にあおられ、王国もまた臨戦態勢を余儀なくされる。
(臨戦態勢とはいうものの、
マグナス・オルドールを主幹に据える軍部のタカ派による一方的な国防構想が一人歩きしたという意味合いが強い)
この情勢下でトルファンがどのような国策を展開して、
どのような末路を辿ったか、と言う点については最早割愛するが
(ジュリアンの記事、動画PART37冒頭のあらすじ、などを参照。なんならシリーズ全部観ればいいじゃない)
当時、陸軍(メイトリクスが従軍していた旧王国陸軍のことです)に配属されていたハインツもまた、トルファンの選択にはいささか疑問を感じており、何より上官であるマグナスの意向、国内の多数派に逆らう事など出来るはずがなかった。
「売国王トルファン・サウードを倒せ」というクーデターの準備は着実に進行し、瞬く間に王宮を制圧。
トルファンによる治世開始わずか8年で、14代続いたサウード朝は歴史から消える。
当時13歳のエルガ、同じく当時8歳のラムセスは、友好関係にあったカラーナ共和国へ亡命し難を逃れるが、
彼等の母サウード王妃は幽閉され獄中死。
父、トルファンは、汚名を背負って処刑された。
この時、マグナスは“あえて”、トルファンとの親交の深かったハインツに処刑人の役目を与え、ハインツの軍人としての忠義を図り、
ハインツは見事にその要求を果たしてみせた。
それから、新たに発足したマグナス・オルドールが王となったオルドール王国は、建国から間も無く、魔族との戦闘を開始。
元の戦力差が大きかった事もあり、オルドール側の慢性的な劣勢が続く泥沼の戦況だったが、
その戦場で、ハインツは数々の武勲を挙げる。
颯爽と馬を駆り、敵陣に切り込み、次々と槍で叩き伏せていくその様から、
「雷槍ハインツ」の名で敵軍から恐れられ、自軍と国民からは英雄視されていた。
そのあまりに劇的な戦果から、奇跡的な昇格を重ね、戦争末期には王国陸軍の大将となっていた。
ただ、その功績の裏には、
かつての主君を手に掛けた事に起因する、忠義をつくすべきものが、
トルファンという「人間」だったのか、国防の「責務」だったのか、という揺らぎの中で、ひたすらに「責務」を全うする事で「自己」を保とうとするハインツの苦悩があった。
ハインツという英雄は最後まで闘ったが、
戦争はオルドールの降伏で幕を閉じる。
戦争が国内にもたらしたのは、荒れ果てた荒野と、国土の大半を魔族に占領されるという険しい冬の時代だった。
その後、親子ほどに年の離れたジュリアンに、騎士の戦い方を仕込み、
オルドール自治領での王宮騎士団を再編成する事に尽力するが、
やはりどこかに迷いを捨てきれない部分があった。
そして、エルグレイ王子ことエルガとの再会。第二の君主、マグナスの死を経て、ハインツは残された人生で、自己の迷いと向き合う事を決意する。
父の仇であるはずの自分に手を差し伸べたエルガは、
「立場」を果たす為、弟と戦う決意をした。
忠義を尽くすべきは「主君」か「責務」か、はたまた「自分」か。
ハインツの想いは、突き出す槍のように一点へと向かう。
というわけで、
パーティ最高年齢のオッサンです。
定年間近ながら、戦闘力は間違いなく全キャラ中トップクラスですね。
やっぱりこんくらい年が離れた人間像を考えるのは、
やはりまだまだ難しい気がします。
10代の頃つくった20代のキャラクタが、雰囲気だけ尖ってて、頭の中はやたらガキっぽいみたいな感じで、
20代になって、ある程度大人の考え方が判ってきた反面、
これから年取っていくにつれて、頭の中がどう変わるのか、という事に対して不安になったりもします。
なんとも思春期だこと。
実際問題、定年間近の軍人さんに悩みなんてあるのかいな?
というのはいささか疑問。(仕事は仕事と割り切れてんじゃないかな?とね。)
ハインツは25年前の事を「後味悪ぃな」ってな具合に引きずってて、
58にもなって自分探しの旅まがいの事はじめるわけですから、家族からは煙たがられる事必至ですな(笑)
(ほとんど会ってませんが、「奥さんはいる」という設定です。子供はナシ)
しかしまあ、
W・トレイターズのオッサン共は揃いも揃って内向的(台詞に“…”が多いw)なやつばかり。
まあ、やたら明るいオッサンってのもウザいだけですがね。
脂肪の代わりにシワと哀愁を抱えたオッサンが格好良いと感じるのは、
個人的な理想像からですかね。
中学生がやたら16歳とかの格好良い高校生キャラクタ考えるみたいな感じで、
僕らの世代が、どんなオッサンになるのかを夢想する病気にかかっとるのかも知れません。
ハインツの名前は、WW2で活躍したドイツ軍人から。
イラストのデザインに関しては、オールバックと三つ揃えスーツが描きたいというのが一番大きかったのですが、
ロマサガで有名な小林智美さんのような耽美系のオッサンも目指していたので、
その余波で、ネクタイとシャツの色の組み合わせが大分若い感じですw
まあ、仕上がりは大分バタ臭いのですが。
ぶっとい太股とかも含めて、仲間キャライラストの中では一番気に入ってます。
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